

正寝殿 / 大覚寺
正寝殿は、京都市右京区の大覚寺にある重要文化財の建物で、桃山時代(1573年~1614年)に建立されました。 この建物は、南北に3列の部屋が配置され、東列には「剣璽の間」「御冠の間」「紅葉の間」「竹の間」、中央列には「雪の間」「鷹の間」、西列には「山水の間」「聖人の間」が並んでいます。 また、南と東には「狭屋の間」が設けられています。 特に「御冠の間」は、かつて第91代後宇多法皇が院政を行う際、御冠を傍らに置いたことからその名が付けられました。 さらに、この部屋では南北朝時代の講和会議が行われたとも伝えられ、「南北朝講和の間」とも称されています。 正寝殿は1912年(明治45年)2月8日に国の重要文化財に指定されており、桃山時代の書院造建築として貴重な文化遺産となっています。
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