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大方丈 / 天龍寺

大方丈は、天龍寺の主要な建物の一つです。この建物は、1864年(元治元年)の禁門の変による焼失後、1899年(明治32年)に再建されました。正面約30メートル、奥行き約20メートルと、寺内で最大の規模を誇ります。 大方丈の本尊として安置されているのは、平安時代後期に作られたとされる釈迦如来坐像で、重要文化財に指定されています。この像は天龍寺創建以前から存在し、度重なる火災からも免れ、寺内で最も古い仏像とされています。 また、大方丈の正面(東側)には、第8代管長であった関牧翁老師の筆による「方丈」の扁額が掲げられています。 大方丈は、住職や長老の居室としての機能を持つとともに、訪れる人々に天龍寺の歴史と文化を伝える重要な役割を果たしています。


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