

釈迦堂 / 清水寺
清水寺の釈迦堂は、釈迦三尊を祀る堂として知られています。寛永8年(1631年)に再建され、国の重要文化財に指定されています。 再建当初は桟瓦葺きの屋根でしたが、平成の大改修により檜皮葺きに変更されました。内部には、釈迦如来像を中心に、脇侍として普賢菩薩像と文殊菩薩像が安置されています。これらの仏像は、安土桃山時代の作と伝えられていますが、平安時代の特徴も色濃く残しています。 1972年(昭和47年)の集中豪雨で裏山の崖が崩落し、釈迦堂は土砂に巻き込まれて倒壊しましたが、1975年(昭和50年)に当時の姿のまま復元・再建されました。この再建では、創建当初の茅葺き屋根に葺き替えられ、その後の改修で檜皮葺きとなっています。また、堂内の天井には天女が飛び交う「遊飛天女画」が描かれ、荘厳な雰囲気を醸し出しています。 釈迦堂の隣には地蔵尊があり、「西向き地蔵尊」として親しまれています。この地蔵尊も1972年の土砂崩れで倒壊しましたが、1975年に再建されました。
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