

轟門 / 清水寺
清水寺の轟門は、本堂への入口に位置する重要文化財です。現在の建物は、1633年(寛永10年)に再建されました。構造は三間一戸の八脚門で、切妻造の本瓦葺となっています。 門の正面には持国天と広目天の像が安置され、背面には阿形と吽形の狛犬が配置されています。また、門前には「梟の手水鉢」と呼ばれる手水鉢があり、観音菩薩とフクロウの彫刻が施されています。 門の額には「普門閣」と書かれており、これは曹洞宗の僧・月舟宗胡の筆によるものです。「普門」には、観世音菩薩が広く衆生に救いの門を開いているという意味が込められています。 轟門は、仏教の開祖であるお釈迦様の教えを獅子が吼えるように四方万里に轟かせるために名付けられたとも言われています。この門を通ることで、清水寺の本堂や舞台、御朱印・お守りの授与所へと進むことができます。
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