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巽橋 / 祇園

巽橋は、京都市東山区祇園の白川に架かる小さな木製の橋で、祇園の風情を象徴するスポットとして知られています。その名は、北詰に位置する辰巳大明神に由来します。1829年(文政12年)に木橋として架けられ、その後土橋を経て、1957年(昭和32年)に現在の鋼橋に改修されました。この際、石畳の舗装と木製の高欄が施され、周囲の景観と調和するデザインとなっています。 周辺には柳の木が植えられ、春には桜、夏には新緑、秋には紅葉、冬には雪景色と、四季折々の美しい風景が楽しめます。また、辰巳大明神は芸事の上達を願う舞妓や芸妓から信仰されており、朱色の柵や灯籠が特徴的です。巽橋一帯は、国の重要伝統的建造物群保存地区に指定されており、伝統的な町並みが保護されています。 この橋は、多くの映画やドラマの撮影地としても知られ、観光客が記念写真を撮る人気スポットとなっています。特に、夜間には周囲の町家や茶屋からの灯りが川面に映り、幻想的な雰囲気を醸し出します。


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