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京都国立博物館
京都国立博物館は、日本美術を中心とした文化財を収蔵・展示する国立の美術館です。1897年(明治30年)に設立されたこの博物館は、日本の伝統文化や芸術を保存し、その重要性を国内外に伝える役割を担っています。 博物館の収蔵品は多岐にわたり、平安時代から江戸時代に至るまでの日本美術が中心です。絵画、彫刻、工芸品、書跡、考古遺物、そして仏教美術など、日本の豊かな文化遺産を代表する作品が多く含まれています。また、館内には国宝や重要文化財に指定された貴重な品々も数多く展示されています。収蔵品の中には、屏風絵や巻物などの古典的な美術作品だけでなく、寺院や神社に伝わる祭礼用具や仏具なども含まれており、日本の宗教や文化の多様性を理解するうえで貴重な資料となっています。 展示施設は、明治時代のバロック様式を取り入れた重厚なレンガ造りの「明治古都館」と、2014年に建築家・谷口吉生氏の設計で完成したガラス張りの現代的な「平成知新館」の2つの建物から構成されています。 また、博物館の屋外には重要文化財に指定された正門や、ロダンの「考える人」の彫刻、石燈籠や石仏などが配置され、庭園としての美しさも楽しめます。さらに、茶室「堪庵」では、事前予約により茶会や句会などの利用が可能です。 館内にはミュージアムショップやレストラン「ザ・ミューゼス」、カフェ「からふね屋」も併設されており、収蔵品をモチーフにしたオリジナルグッズの購入や、食事・休憩を楽しむことができます。
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