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にの門 / 姫路城

「にの門」は、本丸への最後の関門として重要な役割を果たしています。この門は、門柱や冠木、大戸からくぐり戸に至るまで一面が鉄板で覆われており、火災への備えが施されています。門の上部には3棟の櫓が複雑に組み合わさり、内部は低い天井の通路が右に曲がりながら階段を上る構造となっています。この設計により、攻め手の侵入を遅らせ、上部の櫓からの防御を容易にしています。特に、櫓の床板を外すことで、門内を通過しようとする敵兵の頭上に直接攻撃を加えることが可能です。このように、「にの門」は姫路城内でも屈指の防御力と攻撃力を備えた櫓門として知られています。


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