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楼門 / 伏見稲荷大社

伏見稲荷大社の「楼門」は桃山時代の建築様式を取り入れた華麗な造りで、朱塗りの柱や梁、精緻な彫刻が特徴的です。門を支える屋根は入母屋造で、美しい曲線を描きながら、建物全体に調和の取れた威厳を与えています。この門の両脇には、稲荷神の使いとされる狐の像が安置されており、それぞれが稲穂や巻物を加えて、稲荷信仰の象徴的な意味を表しています。 この楼門は、豊臣秀吉の寄進によって建てられた歴史を持っています。秀吉は稲荷信仰の篤い信者であり、戦国時代の乱世を生き抜く中で稲荷大神の加護を受けたと信じていました。そのため、伏見稲荷大社の整備に積極的に関与し、その一環として楼門の建設を支援しました。


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