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二月堂 / 東大寺

二月堂は、東大寺の仏堂で、奈良時代に創建されました。現在の建物は1669年に再建されたもので、国宝に指定されています。二月堂は、毎年3月に行われる「お水取り」として知られる修二会の行事が行われる場所として有名です。この行事は752年に始まり、国家の安泰と人々の幸福を祈願する伝統的な法要で、現在まで続けられています。二月堂は、東大寺大仏殿の東側の丘陵地に位置し、懸造と呼ばれる構造で建てられています。この建築様式は、清水寺や長谷寺などの観音を本尊とする寺院にも見られます。堂内には秘仏の十一面観音が本尊として安置されており、修二会の期間中、練行衆と呼ばれる僧侶たちが厳粛な儀式を執り行います。特に3月12日の夜に行われる「お水取り」の儀式は、多くの観光客や信者が訪れる奈良の春の風物詩として知られています。


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