祇園しだれ桜 image
audio

祇園しだれ桜 / 円山公園

円山公園の「祇園しだれ桜」の歴史は非常に興味深く、 初代祇園しだれ桜は、江戸時代から祇園社の坊舎・宝寿院にあった名木でした。しかし、明治の初めに廃仏毀釈の影響で伐採の危機に瀕しましたが、京都府の明石博高が買い取って、京都府に寄付しました。その後、昭和22年(1947年)に樹齢220年で枯死しました。現在の祇園しだれ桜は二代目で、初代の種子から育てられたものです。昭和24年(1949年)に植えられ、現在では樹齢約80年を迎えています。この桜は、樹高約12メートルの堂々とした姿で、特に夜のライトアップが美しく、「祇園の夜桜」としても有名です。円山公園自体も歴史的な場所で、明治19年(1886年)に開園し、京都市内で最も古い公園です。公園内には他にも約700本の桜があり、春には多くの花見客で賑わっています。


近くの音声ロケーション

Loading...