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三重塔 / 清水寺

清水寺の三重塔は、京都の清水寺境内に位置する壮麗な建築物で、その高さは約30.1メートルに達し、日本最大級の三重塔の一つとして知られています。この塔は朱色を基調とした極彩色の外観を持ち、屋根は本瓦葺で、非常に美しい姿をしています。初めて三重塔が建てられたのは847年(承和14年)のことで、平安時代に創建されました。しかし、現在の三重塔は1632年(寛永9年)に徳川家光によって再建されたものです。この再建により、塔はその壮麗さを取り戻し、現在に至るまで多くの人々を魅了し続けています。内部には曼荼羅の密教世界が表現されており、大日如来が安置されています。これにより、訪れる人々は宗教的な深い意味を感じることができます。また、1987年(昭和62年)には解体修理が行われ、現在の鮮やかな色彩が復元されました。この修復により、塔はその美しさを保ち続けています。さらに、三重塔の各層の四隅には鬼瓦があり、特に東南の鬼瓦だけが龍の形をしていることが特徴です。これは清水寺の七不思議の一つとされ、多くの観光客の興味を引いています。


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