

六波羅蜜寺
六波羅蜜寺 は、京都市東山区轆轤町にある真言宗智山派の寺院で、西国三十三所第17番札所。洛陽三十三所観音霊場第15番札所でもあります。 創建年は定かではないが、平安時代の歴史書である扶桑略記によれば、踊り念仏で知られる市聖空也が平安時代中期の天暦5年(951年)に造立した十一面観音を本尊とする道場に由来し、当初西光寺と称したといいます。空也は疫病の蔓延する当時の京都で、この観音像を車に乗せて引きながら歩き、念仏を唱え、病人に茶をふるまって多くの人を救ったという。空也は応和3年(963年)8月に鴨川岸に僧600名を集めて大規模な大般若経供養会を行ったが、この時をもって西光寺の創建とする説もあります。 空也の死後、貞元2年(977年)に比叡山延暦寺の僧・中信が中興して六波羅蜜寺と改称し、天台宗に属する天台別院とした。名称の由来は仏教の教義「六波羅蜜」という語に由来するが、この地を古来「六原」と称したことに由来するとも考えられている。
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